親知らずのみがき方について、説明します。特に、腫れやすい下側の親知らず のみがき方をイラストを使って順番にコメントしていきます。 (この項目は、あくまでも歯科医院で、抜歯するまでの間のケアとしての情報提供と考えています。炎症を繰り返す場合は、早めに抜歯しましょう。)

まず、親知らずの周囲を磨くのに有利な歯ブラシの1つは、先の方のブラシの毛が長いのものです。図の様に先の毛が長くなったものは、第二大臼歯の後と親知らずの間に毛先を届かせるのに向いています。
また、ブラシ部の小さい物も、狭い場所に到達するのに便利です。
どちらも手に入らない場合、普通の歯ブラシの根元側のブラシの毛を 3分の2をカッターで落としてしまうことでも、小さな歯ブラシを
作る事が出来ます。

第二大臼歯の後側と親知らずの間に、たまったプラーク(歯垢)を 除去するためには、3つのアプローチがあります。 一つは真上からいく方法で、歯の真上から第二大臼歯の頭越しに 磨く方法です。この場合普通の形の歯ブラシではほとんど 届かないかもしれません。先ほど書いたように奥歯に適した先の部分の毛足の 長い歯ブラシか、歯の間に入るような小さな歯ブラシが適します。

もっとも効率のいいアプローチ法は両サイドからみがく方法で、 図の様に、出来るだけ歯ブラシの柄を真横に振って、斜めから 歯ブラシします。この場合は口をあまり大きく開けすぎないことが 大切です。

一つの親知らずに対して内側と外側の2方向から、歯ブラシを行います。

歯ブラシの動きは、あまり大きく動かさないで下さい。周囲のはぐきを 傷つける恐れがあります。小さく2、3ミリの振動でみがくよう心がけます。 歯ブラシの毛の部分に、イソジンガーグルなどの消毒薬をつけても、効果があります。

---注意--- このブラシ方法が効果があると考えられるのは、親知らずと第二大臼歯の 間の清掃がうまくいかず、炎症を起こす場合だけです。 親知らずの上の歯ぐきを咬み込んだり、上の親知らずが下の歯ぐきに 当たって炎症を起こしている場合には、効果がありません。 なるべく、早めに歯科を受診するようにしましょう。