黒くならない差し歯

最初はきれいな差し歯だったけれども、何年かたつと黒い線が歯ぐきのところに出てきている歯を見掛けます。

こうなっては残念です。せっかくの前歯ががっかりです。それではなぜ、差し歯が黒くなってしまったのか説明しましょう。差し歯を作っている材料は以前は金属とセラミックの張り合わせか、金属とコンポジットレジンの張り合わせで作られていました。光りを透す材料と光を遮断する材料の組み合わせで作られていました。現在でも保険診療の前歯の主力はこの方式です。光りを遮断する金属が歯や歯ぐきに影を作って、歯ぐきを暗くしていたことが解ってきました。
ケース1:金属の土台と金属裏張りの被せもの

土台に金属が使われている場合や金属裏張りの被せ物の場合、歯や歯ぐきに光が遮られた影ができます。

従来はできるだけ歯を深く削って、その影の部分が見えないようにしていました。でも時間がたってはぐきが下がってくると歯茎が黒ずみます。

これが歯ぐきの黒ずみの原因になっていた、金属の土台です。遮断された光が歯茎の所に黒い影を作ります。強度の関係で以前はこれは仕方がない事だとされていました。ところが、グラスファイバーとコンポジットのハイブリットで、白くて強い土台が作れるようになりました。強度はほぼ同じで、根を痛めない根に優しい土台であることが実験で解りました。

このファイバーコアを使うと歯ぐきが黒ずみません。歯ぐきが明るいままです。
ケース2:ファイバーコアを使って、金属の裏張りのないさし歯をいれた場合


たとえ時間がたってはぐきが下がっても、若干、歯が長くなった感じだけで、歯やはぐきが黒ずむことがありません。
接着材や強化繊維の発達で、ようやく前歯に黒い影ができない、さし歯が作れるようになってきました。さし歯を作りかえる時はぜひ、この白い土台を使って前歯を作りましょう。現在のところ保険はききません。この土台(ファイバーコア)は保険外診療で1本12000円です。ファイバーコア12000円+さし歯代70000円